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お知らせ

【東区オープンカンファレンス 発表してきました】

みなさん、気づいたら年末ですよ。光陰矢の如し。院長の工藤です。

11月12日東徳洲会病院にて東区オープンカンファレンスが行われました。
東区オープンカンファレンスは東区地域ケア連絡協議会の主催で今回で第4回目となっています。
各回1症例を時系列に沿って追体験するような構成になっており、病院・在宅における医師、看護師、ソーシャルワーカーなど当事者が登壇し、栄町ファミリークリニックの中川先生をファシリテータとして進行していきます。
この度、当院介入した症例を取り上げていただきました。
個人情報保護の観点から症例そのものの具体についての言及は控えます。

ただ印象的だったのが、カンファレンスが終了した際に、どこか喉につかえていたものが解消したという感覚でした。
当時は葛藤しながら、その時点でのベストな選択をしているはずです。
ですが、患者さんが最期のときを迎え、経過を俯瞰してみたときに本当にこれがベストだったのだろうかと思うことがままあります。
医療の不確実性に加え、本人・家族・医療者の想いが複雑に絡み合う現場では当然のこととも言えます。

そんな感情に慣れたり、消化したつもりになって日々の診療に向かう訳ですが、やはり心の奥底には残っていたようです。
院内でのカンファレンスで症例ごとの振り返りをする機会をもちろん設けてはいるのですが、ようやく腑に落ちたような不思議な感覚でした。
発表することで承認された気になっているのか、はたまた他の医療者も同じ葛藤をかかえていることがわかって安心しているのか・・・うーん。もう少し考えてみることにします。

このような機会をくださった東徳洲会病院の方々、札幌ひがし徳洲会訪問看護ステーションの方々、中川先生、関係者の方々、会場に足を運んでくださった皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

P.S.
時間の都合上、発表の中では伝えきれなかったエピソードや「実は・・・」なエピソードもありますので、すごーく暇なときに工藤を見かけましたら気軽にお声がけくださいませ。

さらに追伸(筆者:小柄)

今回、MSW小柄も参加させていただきました。

オープンカンファレンスはいつも「病院~在宅の移行について」深く考えさせられます。

病院での勤務経験もあるもので、病院にいるときは「退院後、どうすごしているだろう。退院時の調整はこれでよかっただろうか」悶々と考え

在宅に来てからは「この依頼はどんな患者さんかな。百聞は一見に如かずというけれど、少しでも病院から在宅の接続がスムーズにいくよう、調整の段階でできることは何かな」

「帰ってきてからの実態を病院にどこまで伝えたらいいだろうか」なんて悶々が多いです。

常日頃、患者さんを取り巻く関係者は「ひとつのチームだ」と思ってお仕事をさせていただいているのですが

かといって、それぞれ別会社であることは間違いなく、すべてを素直にフィードバックしあえるかといったら・・・そうでもないこともありますよね。

今回のケースについては「入院時~退院後の経過について、合同カンファレンスをしたい!」と強く思ったケースのひとつであり、こうした形でかなえられたことをとても有難く思います。

開けた場で合同発表する、という形式をとることで、純粋にケースの経過や支援内容について語り合えるところが、とても素敵な場ですよね。

毎回、中川先生の魅力的で中立な司会によって、発表者も参加者も「安心して発言しやすい!」場がつくられるのもポイントです。

本当にありがとうございました。

今後のオープンカンファレンスも、楽しみにしております♪

2025.11.14

浮き雲在宅クリニック

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